チャレンジ

チャレンジにもその人その人の定義がある。
私にとってのチャレンジは一番に手をあげること。

普段は場の流れ、傾向、空気を把握してから、自分はそれに合わせた動き、発言をすることをする。
それが楽だし、比較的得意な行動パターンである。
つまり、既知の領域である。

既知の領域にいるということは安全圏にいるということ。
しかし、安全圏がいつまでも安全であるとは限らない。

「チーズはどこに消えた?」という本を読んだことがある。
大量にあったチーズが突然消えて、その後にどう行動するのかという童話風の教訓本なのだが、
その登場人物には2匹のネズミと2人の小人が出てくる。
この中で利口とされるのが2匹のネズミ。
大量のチーズに胡座をかかず、チーズの減少や古くなっていく変化を常に観察し、無くなった時にはすぐに迷路の中に新しいチーズを探しに旅に出る。
一方小人らは無くなったチーズに恋い焦がれ落胆し、1歩も歩みを進めようとはしない。しばらくすると1人の小人は意を決して歩み始めた。その道のりは不安と恐怖が付きまとうが、その反面清々しさもあった。
結果、ネズミたちと旅に出た小人はチーズの山を見つけることができた、というお話。

きっと同じ場所に居続けるということは、簡単なようでリスクがあること。
少しずつでいいから、自分に変化を起こそう。
そう思って、今日は挙手してみた。
2番手だったけど。