一人即興、一人だからこその感覚

先日、一人即興のショーを終えました。
一人で舞台上に立ち、お客さんの前に立つなんて、数ヶ月前まで考えもしていませんでした。

今回のショーは劇団しおむすびの主宰である、忍翔が今までに行ってきた公演の中で、忍翔自身がやって面白かったものベスト5を3日間でやろうという企画、#おしょふぇすのひとつ、一人で舞台上で即興をする、「OSHOW」に出させていただきました。

今回の出演者は公募制で、手を挙げさえすれば出演は出来るものでしたが、「一人」という要素によって、大いにふるいにかけられたことでしょう。
参加者のほとんどが、稽古前半はずっと恐れおののいていました。

でも、不思議ですね。
人って慣れるんですね。

緊張は確実にあったけど、演者それぞれがやりたいことを堂々と始められていました。

今回中野が作ったシーンは、誘拐してきたパリピに銃を突きつけながらサッカー観戦する、というもの。
アイディアは自分から出てきたものです。

一人即興中に聴こえてきたお客さんの反応によって、自分のプランから少しづつ脱線する感覚が心地よかったです。

もう、一人だからお客さんの反応全部、自分のものなんですよね。
笑い声があがったら俺だけのもんですから、超嬉しいし、自信がつきます。
逆もまた然りですが、その分、自分の力量がハッキリするのが一人で舞台に立つ大きな意味かもしれません。

結果的に作ったシーンは好評寄りではあったと感じたので、またやりたいと思っています。

いつになるかは分かりませんがね。